Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

手塚治虫さんの裏方

12日間のバカンスが遙か彼方に行ってしまったような。日本に戻ってくると僕の長いキャリアでも経験のないマルチプロジェクトに忙殺される毎日な訳です。

 


こいつを乗り切れば一息つけるな…という目算は成立せず。時代劇の殺陣のようにとにかく目の前のタスクをやっつけ、なくなったと思ったら全く新しい巨大プロジェクトが浮上してくる…前より取り囲まれているんじゃない?という日々な訳です。

 


でもね、案件がなくて毎日自分の存在価値を問うて月を見上げながら家路についていた状況から見たら、有り難いことでもあるわけです。

 


とにかく独りで考え、スライドを書き起こして乗り切るしかないプロジェクトもありつつ、気の置けないメンバーと進めるプロジェクトも。時間は十分に取れないもどかしさを抱えながら、どれだけ元気づけられることか。やっぱり、僕は誰かと協働しながら働くことが合っているんだな…と思ったり。

 


そして、様々なクライアントからのテーマとパズルを解くプロセスを重ね合わせると、新たな発想や景色も見えてきたりもするわけです。

 


私生活でもなかなか手を抜くことが許されない環境の中、励みになるのは「かの偉大な」手塚治虫先生のエピソードを描いたブラックジャック創作秘話。

 


僕みたいな凡人とは比較にならない超人的なレベルの複数の漫画連載やアニメ制作を抱えていた手塚治虫さんの仕事ぶり。そんな手塚治虫さんもさすがに締め切りには間に合わない作品が続出する中で気をもむ裏方の苦労話が語られています。

 


だよなあ。でも、期待している人がいる中で、断れない手塚さんがいたんだよなあ。お金を稼ごうとかそんなんじゃなく。でも、スタッフや編集者に迷惑をかけちゃう。分かるな…スタッフや編集者の気持ちもね…