Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

旅の始まり

家族は誰一人として、僕が家族でもっともフィジカルな弱者になるということは想像もしなかったに違いありません。


結婚以来、寝込む病気はしたことはありません。週末は走り込みを行い、家ではまめに腕立て伏せする姿をずっと見てきています。ちょっとした用事があると車は使わず、自転車で出かけていきます。


歳を取って動きが鈍くなるとか。ましてや動けなくなるなんて欠片も思わなかったと思うのです。だから、妻にしても子供にしても、買い物に行ったら僕が荷物を持つのは当たり前と思っているし、妻が疲れて何もしたくないときは、僕がフォローをするものと考えていたのです。まあ、こっちもそれが当然と受け止めてきたし。


突然動けなくなってしまった僕の様子を見て、明らかにみんなのパラダイムが変わったように思います。当たり前って思っていたものが突然になくなること。そんな時に一人一人が何が出来るのかを考え行動すること。そういう点では今回のアクシデントは案外と良かったかもしれない・・。これは、話しても伝わるものでもなく、身をもって理解するものですから。


しばらくは、家で過ごす機会が多くなるでしょう。普段は夕ご飯をともに囲む機会なんてなかなか持てなかったけど、これからはそうした機会も多くなる。サポートのために、そばにいてくれる。


家族と距離感近く過ごせるのは、長期の海外旅行の時くらい。後で思い返せば心に残る旅のような時間になるのかもしれないなあ・・なんて思ってます。