Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

恐怖を避けるか、光に向かうか

行動の動機には、大きく分けて2つがある。「恐怖・暗闇を避ける」ために取る行動と「希望・光に向かう」ために取る行動。

 


「恐怖を避ける」ために取る行動は、マズローでいうところの、生存欲求、安全欲求などだが、自己の内に抱える闇を起点としている事もある。俗にいうコンプレックス。

 


恐怖を避けることを動機とした行動の問題は、他人をも不幸に陥れる可能性がある事。時に当人においてもいつまでも満たされる事のないブラックホールの無限地獄にいるのだからタチが悪い。

 


恐怖によるマネジメントが職場に蔓延している理由ははっきりしている。会社が短期利益志向を強める中で、恐怖を動機に目先に確実な行動をする人を評価して、要職につけてしまうこと。

 


こういう人には、後から様々な取り組みをしてもなかなか功を奏さない。

 


僕も組織・人事のコンサルティングをやりながら感じていた疑問は、人を活かすマネジメントとは?など他人に言いながら、恐怖のマネジメントで人を支配しようとする、”人殺し”マネージャーが結構いたこと。

 


もちろん、こういう人にも「夢や希望」はあるので、それを覚醒させるアプローチはあると思う。でも一番必要なのは、人を活かす管理職たる人材を評価する基準や見極め方の改革なのだと思う。