Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ロミオとジュリエット症候群

恋愛において何らか障害があった方が気持ちが盛り上がってしまう現象。これはロミオとジュリエット症候群と名付けられている。

 


人は稀少性の高いものに魅力を覚える。それゆえ手に入りづらく障害があるものに執心するのは本能的なものだし、何もそれは恋愛だけに限った話ではないのだろう。

 


もともと人の本能の中には困難なこと、手に入りにくいことに挑戦したいという欲求がビルトインされているのではないか。それがたまたま表出しやすいのが恋愛というだけのことで。

 


だから、選択肢があるのならより挑戦的なモノを選んだ方が後悔は残らない。恋愛は、自分の気持ちを一変させてしまう力がある。同じように、挑戦によって手に入るものは、全く違う自分。その機会を放棄した後悔はずっと残り続けていく。本能に逆らった後悔や喪失感は大きいものだ。

 


自分らしくとは、本能の声に耳を傾けていくこと。一方で、それと引き換えに十字架を背負うことも含まれている。それも含めてのロミオとジュリエットなのだろう。