Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

差し出した若さ

普段は寡黙で感情をあらわにしない親父は、酒を飲んだときだけは饒舌だった。酒の力を借りないと本音の話ができない不器用な性格。だから、毎日外で飲んでくるか、家でも晩酌が欠かせなかった。その習慣が寿命を縮めたのは間違いない。


そんな親父と僕は性格は真逆。しらふでも人と本音の話をするに不自由はないし、我慢をして好きでも無いことを続けるという事はしない主義。そのせいか、自分を解放する目的や人と本音の話をするために酒を飲む必要がない。それと酒を飲むと身体のパフォーマンスが明らかに悪くなることも嫌なので、酒を飲む機会は相当に限定している。気の置けない人と飲むのなら愉しいし、好きなのだけどね。


酒は確実に若さを奪っていく。マラソンを走っても体力はすぐに回復するけど、酒を飲むと精神は弛緩し、身体のキレが元通りになるまでには時間かかる。内臓にかかる負担が大きいせいだろう。


30代くらいで酒の強さを自慢していた年下の子達が、40代ともなると肌も身体のラインも崩れてくる。後悔したところで差し出した若さは、お金を払っても戻ってきやしない。まあ、何を大切にするかは人次第。だけど、"肉体を裏切った者は、肉体に裏切られる"。これは事実だ。


僕は、五体満足な身体を失った経験があるし、軽くクイックに動く身体を持ち続けてないと、好奇心を満たし続けていくことができないから、極力維持をしたい。


でも思うのだよね。多くの人は、若さや身体を必要以上に粗末に浪費している。そして、それを歳のせいにしている…とね。