Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

相性とは無条件で湧き上がる愛

仕事だって人付き合いだって相性というものがある。時間の経過とともに改善するものもあるけど、絶対的に埋まらない溝というものもある。化学物質と同じで、触媒を入れようが何をしようが反応しない組み合わせというのはあるのだ。

 

仕事においてこと言われる『石の上にも3年』。これは、人付き合いにおいても当てはまるのだろうか?相手の本当の姿なんてなかなか見えるものでなかったりするから、3年ぐらい付き合ってみるのはありかもしれない。

 

一方で、この相手とはどうも上手くいきそうにないという感覚は、結構早い段階で分かったりするもの。実際に、男女の付き合いにおいては、しばらく付き合ってみて考えましょう…という選択はあまり取らない。

 

同じように、この人はこの仕事にどう見ても向いていないというジャッジは、早い段階でできる。採用面接であったり、入社後半年くらいの局面で。ここで薄々ミスマッチだと気づいていることを、何とかしようとしてもかなり困難。早い段階で判断をした方が双方にとっていい。なぜって、世の中には異性だって仕事だって数多あるのだから。

 

仕事においても、人とのお付き合いにおいても、一緒にやれるかどうかを判断する一つの術は、内在的な観点でみた選択の動機。

 

見かけが良いから、性格が良いから的な表層的な理由で仕事を選択しようとしている人は、選択理由は憧憬にすぎず、湧き上がる執着がない。それは、時間をかけても成長しないということになる。

 

人も仕事も譲れない思いや無条件に湧き上がる『愛』を持てることが末永く続く秘訣なのかもしれない。