Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

好意の応報性

なんとも思っていなかった人でも、相手から好意を寄せ続けられると、いつの間にか好意を抱くようになる。

 


職場など日々接する機会がある環境では、この”好意の応報性”というのが起こりやすい。一目あったら、恋に落ちてしまうパターンよりも、職場の半径3メートル以内の人と結婚する・・案外よくある話。女性の職場比率の高い企業では、職場恋愛で結婚に至るケースは、結構よく目にする。

 

 

確かに、最初は気に留めなかったような人であっても、特段悪い感情さえなければ、日々ポジティブに接してこられると、どこかで化学反応が起きてくる。この感情の動きというのは実に不思議なもの。うちに、相手の感情やその思いに気を廻すようにまでなってくるのだから。

 


世の中、こんな素敵な人なのにどうして一人なのだろうと思う人によく遭遇する。出会いというのは少ない。ましてや一発でノックアウトするようなレベルであればなおさら。だから、そうした出会いを求めに外に出ても、会えることは少ない。

 


それよりも、足元で何気なく接する人が、自分にとっての運命の人になる確率が高く、同世代が多い職場で働くというのは、結構大事なことなのかもしれない。

 


気を付けなければいけないことは、応報性は誰にでも起こるということ。相手が妻子持ちであったとしても・・・だ。仄かな好意や憧れでレベルであればいいけど、その先に進んでいいことは起こらない。感情の向け先がコントロールできればいいけれど、こればかりは頭で分かっていても出来ないもの。向田邦子さんの「あ・うん」のような世界が保てるのなら、とても素敵なのですけどね。