Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

イースターの独唱

イースターミサの詩篇独唱。教会は満席の会衆。こうした機会に歌わせていただけるのは、何よりありがたいことだなと思います。


今からちょうど8年前のイースターの時に僕は洗礼を受けました。あれから、8年。前に立ち、独唱をさせてもらえるようになったことには、我ながら感慨深いものがあります。


当時は独立事業主となり、先の読めない新規事業メンバーになることを決断したタイミング。自分で決めたことだから後悔はありませんでしたが、収入落差と前年収入で課された税金の大きさに、家計が本当に大変。買い物を少しでも安くするために、奔走している細君の姿を見るたび、いつも心が締め付けられる思いでした。そして、一新した環境の中で無から有を生み出すプレッシャー。


週末のランニングと教会で祈る時間が、不安にかき乱され、押しつぶされそうな心を取り戻すかけがいのない時間。当時は会衆の1人として典礼聖歌を歌っていましたが、歌を歌っていると心の中が明るくなり、澱が洗い流されるような思いがしました。


そして、その後ボーカル募集の呼びかけをきっかけに、聖歌隊の方々が練習している部屋の扉を叩くことになります。そして、聖歌隊での合唱は、今では僕の生活に欠かせないものになりました。


当時、僕は聖歌隊に入ったのですよ・・と洗礼のための勉強会を僕らの家族のためだけに設けてくれたシスターたちにお話したら、二人共まあとっても喜んでくれて。なんか、僕が偉いことをしたみたいに思ってもらえているのだけど。本当は、歌うこと、合唱が好きだから入っただけなんですよ・・って。


とはいえ、後悔を残さないこと、心が満たされることを積極的にすることこそが神様が求めている生き方なのだと。その意味では、8年前は公私共に正しい選択をしたのだと今では思っています。