Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

クリスタルヴォイス

山下達郎サンデーソングブック。日曜の昼下がりの定番。今年は25周年。サタデーソングブックからいくと、僕の社会人年齢より長く続けている。中でも感心するのが、山下達郎さんの滑舌の良さと軽妙な語り口。歌声もそうだけど、声の質が全然変わってない。全く畏れいる。


一方で、昔の声とはまるで劣化してしまった歌手も多い。松田聖子飯島真理谷村有美…僕の好きなシンガー。


谷村有美さんはかつてよく聞いていた。彼女の売りは、クリスタルヴォイスと評された透明感のある歌声。80年代終わりから90年代前半に活躍していた。後期は暗めでノリの悪い曲が多くなり、ファンも離れ彼女は活動を中止。顔色を見るに、おそらく軽い鬱になっていたんじゃないかと思う。そして、マクドナルドの会長だった原田泳幸氏と結婚。これはこれでハッピーエンド。


子供も産まれ落ち着きを取り戻した彼女は、久しぶりに人前で歌を歌った。でも、音程も取れてないし、曇りガラスの声になってしまっていた。(最近だと、僕等の音楽)もうメチャクチャ残念である。見た目が変わってもいいけど、あの歌声が好きだったから…


やっぱり歌声をキープするのは、日頃のトレーニングと日常生活。お酒やタバコなんて高音を綺麗に出したいなら絶対にやらない方がいい。声楽家の人達を見ると、年齢じゃ劣化しないってことが分かる。


先日、土曜日にお酒を飲んだらやっぱり日曜日の聖歌隊活動では声がくぐもった。お酒そのものもさることながら、お酒を飲んで腫れた声帯で大きな声で話すというのがとりわけ悪いのだと思う。


声楽家の先生も歌う前日には、お酒は基本飲まないのだそうだ。特にビールやワインとか。声が出なくなるからだって。最近は、色々なことを意識してきたら、アルトぐらいの音域なら出せるようになってきた。


『あなた声はいいわよ!残念なのは、口を開いて歌えてないってこと!』

5年前には、恐る恐るしか歌えてない!と、イタリアで声楽を極めた先生は、僕にはにべもくれなかった。今では、ちょっとは進歩したのだよね。

やっぱり、自分のイメージ通りに声が出せなくなるって、周囲の評もさることながら、本人が一番辛い。カナリアは、鳴けてこそ輝くのだから。