Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

交換の彼方にある世界

社会の構成体には、性格の異なる交換様式を持つ4つのタイプがある。4つの世界というのは、1.ネーション 2.国家 3.資本 4.理想世界 「1.ネーション」は、贈与と返礼の交換様式で繋がっている社会。家族やムラ。広いところになると民族。「2.国家」とは、略…

素顔に触れる眼

一年越しで再雇用制度の設計アドバイザリーを行ってきたB社。多様な選択肢と職務に合わせた処遇にしたのが大きな特徴。僕が描いた青図に忠実に合わせ制度を作り込んでくれた。 新制度が導入されると、社員は自律的に60歳以降の選択肢を見据え、事前から考え…

九十九里の夜

研修講師のお仕事で九十九里に来ています。早朝に行く手もあったのですが、始発4:50目黒ではあまりに早く。前泊を選びました。 東京から成東までは約2時間。20:45の成東海岸行きのバスには、僕と一人の女学生のみ。バスは、真っ暗な道を走ります。 宿は、お…

ソルフェージュの勘違い

小学生の時、ピアノを習っていた。親に習わされたのではない。自分から頼んで行かせてもらったのだった。3年生の時だった。 珠算と書道は、親の言いつけで半ば強制的に行くことになっていたから、放課後は毎日習い事のような生活。それでも、やってみたかっ…

恋人はフロー、結婚はストック

どんなに多くの部下を抱え、大きな仕事ができる人であっても、家庭を蔑ろにしている人って好きじゃないのです。家に帰らず飲み歩いているとか、愛人を抱えているとか意味分かりません。嫌悪感しか感じません。 所有欲、独占欲が強い人が仕事ができるというの…

いい日旅立ち

娘とはちょうど30歳年が離れているわけですが。音楽の好みが比較的似ている、車の中で僕の好きな曲を聴く機会が多い。そのせいか80年代、90年代の歌謡曲についてはかなり精通しています。(逆に最近のいい曲は彼女に紹介してもらう) 松田聖子、薬師丸ひろ子…

お酒より対話

僕がお酒を飲む目的は、気の置けない人との会話を弾ませるツールという位置づけですから、会話があくまでもメインになります。 ですから、酒を飲むことがメインで、会話は’添え’みたいに考えている人との席というのは、大概は物足りないことが多いです。そこ…

自分のすることを愛せ

『自分がすることを愛せ。子どもの頃に映写室を愛したように』 僕の好きな映画「ニュー・シネマ・パラダイス」で主人公のトトにアルフレードがいう台詞。この映画には、人生哲学的な箴言が登場人物たちによって語られていますが、その中でも最も好きな言葉で…

La La Land

金曜ロードショー「La La Land」地上波初放送。 僕は大阪帰りで遅く帰ってきたのですが、何度も見ている娘が見ていました。僕はこの放送のことは全く知らず、たまたま先週とても親しくしているYさんが好きだというこの映画を借りて見ていたのです。 ブライア…

人生には恋と冒険が必要だ

人生で初めて宝塚歌劇を見る機会にあやかりました。演目は、花組 明日海りお、仙名彩世が主演するカサノバ。舞台公演初日午前の通し稽古(関係者だけが観覧する実質的な初回公演)の観覧です。 明日海りおさんは現役宝塚のトップスターであり、娘役の仙名彩…

Little project. Big result.

僕が組織の中でもっとも気の置けないメンバーである、M嬢とK嬢。相手をよく観察し、細やかな気遣いができるWarm heartの持ち主であり、同時に組織人事のテーマを愛し、真理の探究に水平的な立場で意見を交わせるCool Headの持ち主。 彼女たちと一緒に仕事を…

ボイストーンのせい

長野県安曇野にあるクライアント。提案訪問二回目。 僕は会う人には、なるべくどのような経緯で今の会社に入り、組織人事の仕事をしているのかを聞くことにしている。その人の思いや会社に対する思いの深さを知りたいから。やっぱり、会社や担当者を好きにな…

小さなプレイフィールド

新しい南青山のオフィス地下にレクリエーションルームなるものができたのです。簡単なエクササイズマシン、モニター&カウチソファ、そして卓球台。 息抜きや交流に使ってね、という趣旨です。 個人的には、ビリヤード台なんて欲しかったところではありますが…

言葉を編む

久しぶりに娘に文章を見てくれと頼まれた。投資銀行のインターンシップのためのエントリーシートだという。会社でメンバーの文章はよく見るのに、子供の文章は最近あまり見てないな…と思いながらレビューした。 相手の特徴を書いたってダメだ。自分という人…

家宅の人

子供のいる家庭を放棄し、女優を愛人として放蕩生活を続けた壇一雄の自伝的小説「家宅の人」。家宅の人とは、燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、自分は少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態を指すのだそうです。 壇一雄はこの作品が遺作…

名作の力

僕の息子の一人は、かなり独自の世界観を持っており、アーティスティックな側面を持っています。なかなか、傍目では理解しづらいところもあるのですが、共通点はアニメーション。 ジブリ作品や深海作品、ジョジョなどはお互い好きなので感想を通じてお互いの…

イケメンなんてロクでもない

娘の働くフレンチレストラン。深夜まで開いていることもあり、二次会のビジネスマンなどが多く訪れます。 そして、今夜お店に来たビジネスマンたちは、小綺麗にしていてイケメンだった…なんて言っているので彼女に言うわけです。 ハッキリいって、イケメンな…

星々の悲しみ

宮本輝さんの小説の中でも、美しく磁力をもつタイトルが「星々の悲しみ」です。今でもときどき、読み返してみたくなります。 世を去ってしまった人は星になるといいます。そして死んで天に上げられた星々には、不条理で儚い人生を生きた悲哀の物語が埋まって…

多面性の魅力

人には多かれ少なかれ多面性というものがある。人に見せているもの、見せようとしているものはその人のごく一断面にしか過ぎない。 いつも笑顔を絶やさず、包容力をもった優しさに溢れている人でも、その裏側で埋めがたい孤独や粗野で冷酷な部分を抱え持って…

僕は勉強が出来ない

就職の時の応募書類や企画書は相手に思いを届けるという観点ではラブレターと同じなんだよ・・と言ったところで、ラブレターを書いたことがない、ましてや恋愛すらしたことがないという人が多い中では、本当のところでの意味は通じてないのだろうな・・と最…

アクセルワード、ブレーキワード

プロジェクトリリースで取得できることになったバケーション。僕は、職場の先輩と二人でケアンズに行った。別にケアンズに行きたかったわけではないが、安くて真夏の場所というところに魅力を感じたのだ。ケアンズでは、男二人だったこともあり様々なアクテ…

心に灯をともす言葉

いつものように夕食の献立を考え、材料の買い出しに向かったイオンスタイル碑文谷。店に入ろうと歩いている僕を呼び止める声があった。 誰かしら・・振り返ると、聖歌隊に所属する叔母様の一人だった。彼女は、足があまり良くないので聖堂二階の階段を上がる…

バージンブレイク

一世紀にわたる伝統的エンターテイメントを支える事業会社の人事制度再構築に一緒に携わっている彼女。社長向けの報告を控え、追い詰められた顔をしていた。 もともと俯瞰してモノを捉える視点や構造化をする力に課題がある。加えて、極度の心配性であり自己…

すっぴんの間柄

昨年、僕たちの組織に入ってきたK嬢が驚いたのは、組織ぐるみで行った合宿で、女性たちの誰もがお風呂上がりにはスッピンでいたこと。仕事をする間柄の人間に素顔をさらすというのは通常はあり得ないことで、家族のような感じの組織なのだと思ったそうだ。 …

ディスカバーの対話

一昨年、僕とタッグを組んでいたW嬢。今年度は一緒に行うプロジェクトもなく、久しぶりに提案案件でタッグを組んだ。 彼女の作った提案書になかなか首を振ってくれなかった相手方。違和感を言葉にできずにいる部長の感覚を言語化するフォローを行いながら次…

キャッチボールの相手

学校が終わりともに遊ぶ相手がいないとき、暇さえあれば家のブロック塀にボールを投げ、跳ね返るボールを受ける…いわゆる壁ぶつけを何時間もよくしていた。リトルリーグにいたわけでも何でもない。投げるという動作、強い球を投げると手応えのあるボールが自…

奉仕できる幸せ

心理学者のアドラーは、幸福になるための観点として「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」の3つを挙げています。人の不幸は、突き詰めていくと人間関係によってもたらされる・・という彼の主張と併せてこの3つの条件を眺めると、実に味わい深くなるほど・…

好意への対応

誰かに好意を寄せられると、それはそれで嬉しいものです。でも、そこにどのような対応をするか?恋愛感情が交じった好意のようなものを向けられたとして、本気で返していくほどの思いは自分の中には現時点でない。むしろ、他に意中の人がいたりする。 ①相手…

ボーダーラインの向こう側

EPOさんの母親は、境界性人格障害だったそうです。同性の対象となると攻撃的になり、子供であったとしても言葉での暴力は勿論のこと、時には刃物を持って切りつけてくることもあったそうです。そこには、父親も全く彼女を守ってくれなかった。むしろ、母親と…

人の悩みとニュータイプ

心理学者のアドラーは、人間が持つ全ての悩みは『人間関係の悩み』であるといっている。一方で、人の心が常に求め、満たされるのも人の愛であったりする。 人間関係が悩みとなってしまう原因は、人が持つ想念や価値観を相互に汲み取ることが出来ないから。も…