Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

美しさと正しさは等しくない

美しさと正しさがひとしくあると疑わないでいられるのは若さゆえなんだ(青春の瞬き 椎名林檎) 味わい深い一節です。この歌の趣旨とは違いますが、若い人は、正しいものこそが美しいと捉えて突っ走ってしまうところがあります。 ところが正しさは誰において…

沈黙

村上春樹『沈黙』この小説は、ボクシングジムで出会った大沢さんという寡黙な人の独白を聞く僕の話。『けんかで人を殴ったことがあるか?』という僕の質問に大沢さんは、計算高く人として狡猾な青木という男を殴った話を始める。大沢さんが中学生の時に、た…

傷つけた人々へ

身近な存在ほど理解し合うことが難しい。なぜなら、距離が近ければ近いほど、交わしている会話も自分を見てもらえる機会も多くなるからです。それは、相手は当然自分を理解してくれるだろうという期待の高さにもつながる。一方で、人は同じ情報を見ても捉え…

パワーウェイトレシオ

iPhone7を使い続けている息子が、新しい端末に変えたいというので娘を引き連れ、有楽町ビックカメラに行ったわけです。 iPhone11 Proって結構高いじゃないですか。256G のモデルだと約15万。48回払いにしたとしても残債がなくなった現行の約8500円の月額支払…

繋がりの効用

今日は、九十九里浜にほど近いところにある工場の50代の方々を対象としたキャリア研修でした。 「工場も被災したましたし、従業員の方の中にも被災した方が多くいましてね…」 宿をとった成東海岸にある相当にくたびれたホテルも、やはり被災をしていた。2月…

スパンオブコントロール

一人が持つ時間、力には限りがある。だから、動かせるプロジェクトもマネジメントできるメンバーの数も限られる。スパンオブコントロールというやつだ。 だから、いくら受注できても労働集約的な性質があるコンサルティングはデリバリーが追いつかない。クオ…

趣味がない

という人が意外と多いのです。そもそもの趣味の定義ですが、熱中できるもの、時間を忘れて没頭できるもの…となるでしょうか。能動的な行為と言ってもいいです。 酒が趣味だという人がいたとして、酔っ払うことに目的を置いているなら、それは趣味じゃないで…

五体不満足という財産

温存療法で不安だったのが運動機能の回復レベル。手術療法の場合は、運動機能の期間も短いとされています。一方で手術跡はクッキリと残りますし、癒着や腫れといった後遺症が残る場合もあるようです。 僕の場合は軽井沢で受傷し、痛む足を抱えて土曜日遅くに…

街の修理ショップでiPhoneを直す

Appleのバッテリー交換後の不具合で、新品に変えてもらったiPhone7。新機種は出たものの、軽量ですし何ら不自由もなく。あと2年は大事に使おうと大切に扱っていたわけです。 まあ、そういうときほどアクシデントがあるわけで。家の洗面台の端に電話を置いて…

プルーストの"新しい目"

『本当の旅の発見は新しい風景をみることではなく、新しい目をもつことにある』(プルースト) いつも与えられた仕事に不満をいったり、クライアントの要求が大変でとても耐えられないとか泣きを入れてくる人がいるわけです。 じっくり話を聞き、一体どんな…

天気の子

娘と二人、時期ずれで見に行った『天気の子』。双方の感想は、「悪くないけど、よくもない」 重い物語だった前作よりはある意味では良かった…とは娘の感想。 夕立のようにさっと過ぎ去って後に何も残らないような。あっさりとした心に残らないストーリー。ど…

フラッシュダンスと自転車

欧州へ向かう機上の中で久しぶりにキチンと見たフラッシュダンス。映画は興行収入全米一位のスマッシュヒット。主題歌は時代を代表するものとなり、ラストのダンスは魂の熱演。圧巻の名シーンです。 個人的に心を引かれたのは主人公のジェニファー・ビールス…

My mission

一生のうちで働くことに投じる時間は膨大だから。意思、感情、才能というものを反映させない働き方を自ら選んでし続けるのは、自分が生かされている事由に背を向け、死んだような生き方をしていることと同じこと。 自分の仕事にこだわりを持たず、上司の顔色…

現場の醍醐味

短い時間だけど、人の生き様や価値観、心の機微に触れることができるのがキャリア研修だ。 選んだ価値観の言葉から、その人の人となりを見抜き返してあげる。自分で見つけられなかった言葉の意味や繋がりに気がつき嬉しそうな顔をする受講者… 『どうして自分…

富山の一日

研修の立ち上げということもあり、3日連続で講師として登板な訳です。今日と明日は黒部で出張。こっちは始業が8時と早いので、朝6:30起きと早起きな訳ですが終わりももちろん早く。研修は16:45に終了し、簡単な打ち合わせを終え、実った稲穂の田んぼを横目に…

手塚治虫さんの裏方

12日間のバカンスが遙か彼方に行ってしまったような。日本に戻ってくると僕の長いキャリアでも経験のないマルチプロジェクトに忙殺される毎日な訳です。 こいつを乗り切れば一息つけるな…という目算は成立せず。時代劇の殺陣のようにとにかく目の前のタスク…

長い夏休みのない世界

学生時代も終わりとなる大学3年あたりともなると、長い夏休みがない社会人になるって、どんなことなんだろう…どんな世界なんだろう…耐えられるんだろうか…という想いが時折頭をよぎったものです。 長い休みがあるからって毎日楽しく充実感満載の大学生活なの…

記録より記憶

僕が今の会社に入りたてだった2年前、京都のある会社の子会社の人事制度に取り組んだ。組織人事のテーマは違えないものの、人事制度の構築は僕のキャリアとすれば8年ぶりだった。 情熱を持ち真摯に課題に取り組むクライアントキーマンと機敏に動いてくれる心…

リアルなアニメーション世界の価値

自分自身の「日常」の価値を再発見 そんな体験ゆえの感謝 ハリウッド映画では戦闘も恋愛も強者が勝利する。日本のアニメや漫画では主人公が戦う理由に悩み、恋愛でも気持ちをうまく伝えられない。内向的な人間は、声こそ大きくないが世界中に大勢いる。勝者…

はいからさんが通る

TVアニメの結末がどうなったのかが記憶をたどっても分からないわけです。放送は見ているようで見ていない。原作は読んでいません。明確に記憶に残っているのは、オープニングとエンディングソング。 大和和紀さん原作の『はいからさんが通る』のことです。 …

執着心の証拠

コンサルティング業界は、かねてから学生の人気が高い。近年では採用が熾烈になっていることもあり、学生を集めたい企業においてはコンサルティングを標榜して人集めをしようとする企業も少なくない。 募集職種をXXコンサルタントとするだけではなく、会社…

メルクマール

人生の一つのメルクマール。あくまで外形的、年齢的な観点ではありますが。 外形的なものですから、内面の変化があるかというとないわけです。体力なくなったなあとか、疲れやすくなったな…なんということもないですし、守りに入ったな、精神的に大人になっ…

ブラックボックスが嫌い

物事をブラックボックスのままにしていくのはどちらかというと嫌なたち。箱の中を開けてメカニズムを自分なりに理解し、不具合が起きていれば自分の手で直してしまおうと考えます。 車、自転車、家電、ソフトウェア、税務処理、家の水回りといったプライベー…

愛という名の下に

大人になるということは、愛すべきもの、守るべきものが増えていくという側面があると思うのです。 そして、そうした存在が増えてくれば来るほど、自分の力の全てはひとりひとりに投入できないですし、その存在が柔らかく壊れやすいものであり、仮にすべての…

遊び心が学ぶ心

当該職階や上位職階の要件を明確にし、そのギャップから学習行動を促すアプローチは、外的コントロール心理学に基づくものです。外的刺激から、学習行動という反応を引き出すものといってもいい。 一方で、人がそれぞれ持っている内的動機に基づくアプローチ…

フルバックのフォワード

ラグビーではボールを持った選手が相手に囲まれ、前に進めることが効果的でない場合に密集が形成されます。状態によってモール、ラックと呼ばれるものです。 密集を形成する役割は、スクラムを組むフォワードになるわけですが、フォワードだった僕は、どうも…

道を歩む人の原則

「そこでわたしはあなたがたに言う。求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。」‭‭ルカによる福音書‬ ‭11:9‬ 懸命に探していれば、捜し物は見つかる。叩き続けていれば…

輝きの意味

盛夏に生まれたこともあるのだと思うけど、強い光線に照らし出された夏の景色がすき。 鬱蒼とした木立に囲まれた小径の先に見える拓けた海、高層ビルの谷間に落ちる夕陽、夕立の後の濡れた葉の合間から見える青空… 煌めく景色は、コントラストが強い景色とい…

寄り道が好き

ある初めての人に会った時のこと。「野心て持っていますか?」と聞かれたので。 「どう見ても持っているように見えないでしょ。野心を持っている人は、目的合理に効率を重視して行動するけど、僕はその正反対。寄り道が大好きなんですよね」 「寄り道・・で…

素手の勝負こそ営業の醍醐味

顧客訪問をするにあたって、何かにつけ資料やパンフレットを持って行こうとする営業担当者というのがいます。 アポイントを取り付けた以上、相手に何か手土産を持って行きたいという心理のようですが、典型的な物売り営業の特徴だったりします。(そのくせソ…